晩唐の詩人杜牧の作品に「山行」という七言絶句がある。 斜・家・花が韻を踏んでいる。 遠上寒山石径斜 白雲生処有人家 停車坐愛楓林晩 霜葉紅於二月花 遠く寒山に上れば 石径斜めなり 白雲生ずる処 人家あり 車を停(とど)めて坐(すず)ろに愛す 楓林(ふ…
「紫匂う王朝の愛の夢! 高木卓は、芥川賞を受けとらなかったただ一人の人である」と帯と袖に書いてあったら、もうその本は買わずにはいられない。 大伴家持を描いた「歌と門の楯」で、太宰治が欲しくてたまらなかった芥川賞を、1940年上半期(昭和15年/第1…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。