2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

広津里香『死が美しいなんてだれが言った』と『蝶の町』

1977年1月、朝日新聞3面の記事下5段抜きのカッパブックスの広告が眼にとびこんできた。その大半は『死が美しいなんてだれが言った』という本に費やされていた。[思索する女子学生の遺書]とサブタイトルがついている。著者は29歳で夭折した広津里香(本名…